安全とサービスを対立的に捉えてはいないか?4

<パターンダイヤと余裕時分>
ネットワークでものを考えると、ダイヤを守ることが安全のキーとなっているのではないかと思う。
「ダイヤを守る」は「ルールを守る」のと同義であり、ダイヤ通りだからこそ、他の電車との距離も開いており、ぶつかることはない。ダイヤ通りだからこそ、カーブも定まった速度で走ることができる。
問題は、ダイヤから遅れたときだ(早くても問題だが)。通常は、ダイヤには余裕時分が設定されている。これが極端に少ないと、回復運転ができなくなる。
しかしそれでも、安全のためにできる限りダイヤに近づけようとする。
東海道新幹線で経験したときには、新横浜での15分の遅延は新大阪ではなくなっていました。
一方で、パターンダイヤも遅延を回復(なかったことにする?)手と思うのです。
山手線では、遅延が起こると、間引きをして、時間を合わせているようです。
ある程度の列車本数があり、パターンダイヤに近ければ、一本抜くことも可能なのではないかと思います。
福知山線事故は、余裕時分のないダイヤの中で起きたという指摘もあります。複雑なダイヤ、余裕時分のなさ・・・制度で遅延を回避できることを忘れていたのでしょうか。運転技術だけで回避できるだけの習熟をさせているつもりだったのでしょうか。