JR旅客各社の年頭訓示1

JR各社年頭訓示の分析をしてみた。
 
交通新聞1月5日に載ったJR旅客各社トップの年頭訓示を分析してみた。
(ただし、載せられている内容は、記者の目で選ばれたものなので、既にフィルターがかかっていると思う。さらにそれにフィルターをかけて分析しているので、かなり独断的です)

各社の共通項は、創業20年の節目であることを意識した発言。
 しかし、今年度の見方は、先を見て比較的明るい「次のステップ(東日本)」、「発展期(東海)」、「新たな成長(九州)」、「原点に立ち返る、チャンスの年(北海道)」という四社と「新たな視点に立って基盤づくり」という宝塚事故を引きずる西日本、、「当面は厳しいが安定した経営環境(四国)」というやや低調な二社に分かれた。
安全に関しては、もちろん、全社触れている。もう数年、この項目は、外せないだろう。
好調な表現の4社も基盤とする事業がそれぞれ違う。東日本は、交通関連事業だけではなく、サービス、流通へも幅広く取り組みであろうし、カード戦略に対しても、PASMOにライバル心を燃やしつつ進める考えだ。

労使関係や現業と非現業の協力に関しては、
東日本=「企画部門の社員が、積極的に現場部門のバックアップをすること」
北海道=「労使一体となってチャンスの年に変えて」
という形で触れている。
課題があることを認識しつつ、それを問題として取り上げる姿勢が見える。