小田急新型車両 VSE 1

車内の弱点は清掃のしにくさ
Volte Super Express
その名前の通り、天井の高い車両だった。
JR九州ソニックを手本にしたかのような内装=木材を多用した室内装飾、広い室内などこれまでの私鉄特急としてはかなり高いレベルの仕様になっていると思う。毛足の長い絨毯、やや窓向きに角度の付いた座席やひろい窓ガラスなど、顧客の嗜好にあったつくりはなかなかのもの。椅子はソニックのように革張りとは行かないが、リクライニングにすると腰の部分が下がる構造でゆったりしている。なぜか、今回も肘掛はない。近鉄特急にもちゃちいながらも肘掛があったが、小田急はなぜかつけない。二人以上で乗ることを前提としているからか?一人のお客様の場合、隣は売らないからか?

弱点は「掃除のがしにくいこと」にあるような気がする。できたばかりだから良いが、なぜ、ここはくっつけてほこりが入らないようにしないのかわからないところもある。(写真参照)

この部分意外にも、ドアの上や間接照明のところ、洗面台の裏など手入れに手のかかる部分は少なくない。
網棚も忘れ物が多くなる仕様(下からは見えない)。
デザイン重視ゆえの弱点はこれから露呈してくるのだろうか。