車内改札

dechidon2005-04-19

小田急ロマンスカーでは、「セキダス」と言うシステムで、車内改札を省略しています。
http://www.nua.or.jp/keywords/thesis/h12/h12019.html
JR東日本も指定席の発券状況を車掌の持つ端末で、「指定席券が自動改札を通過した」情報が集められ、席の埋まり具合を確認できるようになっています。
http://www.jeis.co.jp/solution/01/23.html
自動改札通過のためには、発券がどうしても必要になります。残念ながら、小田急のシステムは、チケットレスも狙ったため、不正が十分に確認できないシステムとなってしまいました。発車後に正確に発券情報が確認できるようになれば、ほとんどのケースでは不正乗車をチェックできるようになると思います。

4月3日にも書きましたが、現在、JR東海では、さらにその上を狙ってICカードでの実験を始めました。このシステムの特徴は、改札を抜けると、「ご案内票」が発行され、そこに座席番号が書いてあることでしょう。チケットレスに限りなく近いのですが、これまでのように自動発券機に並ぶ手間がなくなります。この施策、顧客のメリットも鉄道会社のメリットも大きく、大変期待できるものです。航空機のチケットレス発券も、最後は空港で搭乗券を手にします。それすら、なくすわけです。
西日本との連携で、さらに進化することを期待します。