小田急電鉄グループの虚偽記載のその後3

小田急電鉄とグループのコンプライアンス体制については、下記に書かれている。
http://www.odakyu-co.com/risk/odakyu-compliance.html#organization
http://www.odakyu-co.com/risk/compliance.html
結局、これは機能しなかったということだ。研修すべきだったのは、幹部で社員ではなかったのだ。
確かに、宿泊施設での飲酒や資格がない社員に運転させるなどの不祥事がこの数年報告された。その「規律」を守らせる根拠にコンプライサンスを利用しようとしたのではないかと思う。
しかし、「規律」は職場の風土であり、それは紙に書かれた規則よりも時に優先する。それが組織の論理だ。JR西も「安全優先の風土構築を目指す」と社長が言ったように、規則よりも職場の規律が優先する。
西武鉄道は7人中6人が役員が全員退任するらしい(1名は退任後に再任の予定)。みずほ銀行主導で体質が大きく変わることは、私は余り期待しない。
現業最前線の士気が下がらないことだけを祈ります。