服装の意味1

dechidon2005-06-04

交通企業に制服は必要だ。
尼崎の事故以来、大阪駅周辺に腕章を巻いた非現業職員がいるが、なんとなく臨時っぽくて、頼りにならない。そういうイメージがある。しかし、制服を着ると、それがアルバイトであろうと、プロっぽく見える。
制服の持つ力とはなんだろうか?
岡山電気軌道路面電車運転士の制服は、「MOMO」ジャンパーに帽子だ。ヨーロッパの路面電車などでは、私服で運転していることもあるらしく、MOMO導入時にあのようなラフな姿に変えたそうだが、それでも、制服は制服、「職人」っぽく見えて好感が持てる。
一方、先日、箱根に行った際、箱根登山鉄道の社員が、熱くなり始めて、シャツの袖を捲り上げているのを見た。正直、これはだらしない。ちょっと前まで、新しい制服を誇らしげに着ていたのが、今はただの疲れた作業員になってしまっている。
制服の特性のひとつは、それがどんなものであれ、決められたとおり着ていることで、信頼感を持たせることができると言うことではないかと思う。トラブルのときには、服装や態度がいい加減な人の言うことは聞き難い。しかし、ちゃんとしていれば説得力がある。この場面では、好印象をつくり、身を守ることにつながる。そのような意識を持って、着てもらいたいと思う。信頼に足る交通機関を演出して行って欲しい。