しなの鉄道運賃改定

しなの鉄道が運賃を改定することを発表した。
http://www.shinanorailway.co.jp/new/oshirase_2007untin_kaitei.html

経営環境を考えると、これはこれで仕方ないのだろう。沿線開発を進められるわけでもなく、鉄道とその付帯収入だけでは所詮限界がある。杉野マジックもここまでか・・・

理解できないのは、しなの鉄道は、JR東日本線への乗り継ぎ割引を継続するが、JR東日本は乗り継ぎ割引を「激変緩和措置としての使命は果たした」として廃止することだ。そうすると、しなの鉄道からJR線への往路とその復路では料金が違うことになる。弱者の側であるしなの鉄道は、利用者を確保するため、割引を残すのだろう。
何をやっているのか。これは、公共交通の、鉄道の生き残りが問題になるときに、地域交通を活性化させる方策を廃止するということだ。
http://www.shinmai.co.jp/news/20070202/KT070201ATI090007000022.htm
了見が狭い、というか、懐が深くないというか。短期的に、直接自社利益にならないことをなくしていくJR東の体質なのだろうと思う。協調できない体質というか。