製菓メーカーと提携した駅売店

菓子メーカー揃い踏み
 私の知る限り、JR東日本の山手線駅三箇所でキヨスクが菓子メーカー用デコレーションになっています。
 一番最初に変わったのは、田町駅改札内の「森永製菓提供、キョロスク」。
 これを皮切りに、東京駅八重洲北口改札前の「明治製菓」、渋谷駅外回り南口そばの「東ハト」と開発されたように思います。
 キヨスクですから、あらゆるメーカーの商材を扱っています。東京駅北口改札前の「明治製菓キヨスクでも森永の製品は売っています。
 誰が、キヨスクの広告価値を見出したのかわかりませんが、なかなか良いところに目を付けたものと思います。

売店も広告宣伝が必要?
 キヨスクは本来定価でものを売っているので、割引や宣伝で販売量を増やそうとはしていなかったのでしょう。2003年夏、東急ステーションリテールサービスの「TOKS」が「夏祭り」を開催していましたが、他に目立った「自力での広告宣伝」はないように思います。
 普通の店舗であれば、新聞折込、店頭での各種キャンペーンなどがありますが、やはりそこは立地に頼った運営であり、なかなか販促費をかけることはありません。
 その点、提携店舗は、自社で費用負担をするわけではなく、安上がりな販促手段です。もちろん、他社製品が売れにくくなるであろうことは考えられますが、トータルではプラスに働くしょう。
 キヨスクのコンビニ化進展に伴い、役割変化はありますが、応対スピードの問題から、従来型のキヨスクがなくなることはないと思います。これらの店舗の活性化策としては、非常に面白い取り組みではないかと考えます。
(ちなみに、製菓メーカー関連以外では、東京駅南口構内には、読売巨人軍のキオスクがあります)