駅張り広告2 企業の情報発信

<広告スペースの確保>
 階段部分に広告スペースを確保してある事例です。このような板を作ることで、階段の壁を広告スペースにしています。少ない駅空間を確実に生かし、ポスター張りのスペースを確保しています。(東急日吉駅


<鉄道会社のメッセージ広告>
 最近は、駅で鉄道会社の発信する広告を良く見るようになりました。小田急電鉄では、HP上でその広告を見ることができます。
http://www.odakyu-co.com/pr/index.html
 これらの広告は、鉄道会社の主張としてお客様に好意的に受け止められていると思うのです。過去、鉄道会社は安定安全運行をすれば、お客様から自然と評価されると考えていました。しかし、今の社会、それも重要ですが、会社としての価値をお客様に感じていただくには、宣伝活動が非常に重要になります。最前線の社員の行動の変化などは、実際非常に見えにくいものです。考えてみれば、毎日駅を通過しながら、駅社員と会話をする機会など年間で数回しかありません。定期すら自動販売機で買うようになり、さらに減りました。駅社員の見えない努力は、普通に通り過ぎていると何も見えません。「サービス介助士の資格を○○人が取りました」といわれても、99%の乗客はその恩恵を受けることはありません。
 しかし、その努力を私たちは評価しているのではないでしょうか?これから迎える高度高齢化社会では、必ず役に立つ知識を持つ社員を多く擁する会社は社会に役に立つと思えるのではないでしょうか。「自分の親が安心して暮らせる沿線である、だからここに住んでいる」という評価にすぐつながるわけではありません。頭の片隅に「介助士の多い駅」というものが残れば、それがいつかお客様の評価されるになると思います。
 だからこそ、会社の姿勢、お客様へのお願い、様々な会社情報を発信する必要があると思います。