Suicaがビックカメラ有楽町店で使用可能

<試験的とはいえ>
 Suicaの「お財布機能」は、極めて便利であり、日常的なコンビニでの買い物などには極めて適したものであることは間違いない。
 すでに一部地域のファミリーマート、スリーエフといったコンビニと市中展開しているグループ企業のベックス、大丸東京店の地下食品売り場などでの利用ができた。
 報道によれば「一日あたりの総利用件数は8万件」「コンビニのNEWDAYSでは10%、一部店舗では20%の利用率」になっているらしい。
 しかし、今回はビックカメラである。一回あたりの単価が500円以下ということはないだろう店舗である。ポイントもちゃんと付けてくれるらしい。
http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/shopnews/report/suica/
 ここまでの金額になると、「お財布」の域を超えるのではないかという気がしてならない。

<流れは変わる>
 「お財布」の範囲を超えて来た以上、急激に拡大することは間違いない。市場での占有率はこれから先の数年で圧倒的なものになる。数年で市場環境を大きく変えることにもなろう。
 プリペイドであり、基本的に取りはぐれのないシステムであり、裏返せば、犯罪者は落し物で使っても足はつかないシステム。いずれ、利用額の制限が拡大し、意味合いが変わってくるに違いない。チャージ機を駅以外に設置する日も近い。
 ポストペイ方式の関西私鉄系カードの行く末が心配になってきました。