高松琴平電気鉄道を考える3

dechidon2005-02-19

何を特徴とするのか?
各駅を回ると駅名表示に旧字体である「驛」を用いている駅(元山驛、琴電屋島驛など)があります。また、大正時代に製造された車両を現在も使っていることでも有名です。鉄道ファンには、垂涎の路線ではないかと思う。
沿線住民にとっては、それが愛着を持つひとつの特徴となるのかどうかわかりません。旅行者にとってみれば、懐かしいにおいのする車両は(油引きした木造校舎のにおい)、魅力があるが、速達性や安全性を考えると、どうなのでしょう。
また、通勤通学時間帯でも乗車率が100%くらいなのにもかかわらず、ロングシートのみでクロスシートの車両がありません。着座率を高めようと思えば、そういう選択肢もあると思うのですが。

日常的に地域の人の足として、電車やバスを使ってもらうためにも、その交通機関の魅力付けが必要になります。
鉄道の魅力は、安全性は前提条件として、

  • 速達性
  • フリークエンシーなダイヤ
  • 正確な到達時間
  • 車両の快適さ

駅の利便性(複数の用事を済ませることができる)
等がありますが、琴電の場合、道路網との対抗策からも速達性と正確な到達時間がより求められるのではないかと思うのです。
地域に認められるには、ことでん利用促進協議会などとの連携により、地域のニーズを吸い上げた路線・駅作りをより促進して行く必要があると思う。すでに町役場へのバス路線の開発や乗り合いタクシーなども実施されているが、「地域の顔」的な存在の駅は乏しい。