業務委託駅2

dechidon2005-05-07

鉄道各社の関連企業で駅業務を委託されている会社をみると、各社の業務内容、設立時の背景などでいくつかのパターンに分類できる。
社員の異動について

  • 従来からあった関連企業に駅業務部門を作る。
  • 駅関連の人員をまるごと新規の駅業務関連企業へ移籍・出向させる。
  • 関連企業から車掌への登用もある。

業務内容について

  • 出改札業務のみ
  • 出改札だけではなく、清掃や駅広告まで取り扱う。その他、独自の事業展開が可能な状態。「駅」の資産の有効活用が可能。
  • 他社の駅業務も受けえる体制になっている。

事業的には、

  • 清掃や設備管理(駐車場・駐輪場)など駅付帯業務
  • 売店兼務(阪急洛西口駅など)
  • DPE受け取りなど各種取次ぎ業務
  • 構内営業(売店や託児所、飲食店、宝くじ売り場)

などが行われている。
顧客に直に接する場所を持っているため、顧客の声を聞きながら必要な「商い」を広げていくことができるのではないでしょうか。そこで、工夫し、お役に立つことで利益を得ることができれば、仕事が面白くなるのではないでしょうか。
もちろん、別会社にしなくても「駅」の資産を有効活用することは本来可能ではないかと思うのです。
本体と切り離し、利益を独自で出し、それを分配できる組織にならないと現場は動かないのでしょうか。その前に、本社が営業現場に権限を渡さない、ということの方が多いように思います。