鉄道会社のコンプライアンス1

コンプライアンス“指針”を作る会社が増えた>
東急電鉄グループには「東急グループコンプライアンス指針」というものがあります。http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/news/020104.html
西武鉄道グループでは、2004年5月24日付で『西武鉄道企業倫理規範』を制定、さらに全役職員が業務を行っていく上での心がけ、守るべき事柄を指針としてとりまとめた『コンプライアンス・マニュアル』を作成し、2004年12月8日から「配布」した。
http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/kessan/1208comp.pdf
小田急電鉄でもグループとしてのコンプライアンス体制をつくり、研修も行っている。
http://www.odakyu-co.com/risk/odakyu-compliance.html
阪急電鉄では、「阪急電鉄グループ コンプライアンスの手引き」を作成、入社時や昇格時に研修を行うほかグループコンプライアンス統括部を置くなど体制を作っています。

鉄道各社がこのような体制を強化している背景には、西武鉄道に代表されるような企業不祥事を防ぎ、真に社会に信頼される企業となることがあらゆるステークホルダーから求められている、ということがあのでしょう。もちろん、国土交通省からの強い指導があったと思いますが。

コンプライアンス徹底の流れ」ですが、新しく指針や方針を制定したので、各社とも「コンプライアンスマニュアル」のようなものを配布したようです。その中には、基本的な概念(要は、法律を守る、ステークホルダーに指示されなければならないなど)から、各種法規と業務のかかわり、個人情報保護、セキュリティの重要性などが書かれています。対企業暴力への対処法や社員への暴力への対処法など必要な項目でしょう。