安全とサービスを対立的に捉えてはいないか?3

<現在の思考ではどうなるか>
役割認識を「お客さまに安全で快適な移動空間を提供することが私達の仕事」と変えるとどうなるでしょうか?
「現在」のこの思考様式では、おそらく、次のようなことも実行するのではないかと思うのです。

  • 場合によっては、オーバーなくらい安全運転をアピールする指差喚呼(大きな声、大きな動作)
  • 時節に応じた案内放送、ニュースを加えた放送(天候やニュースを織り込む)
  • 乗務員では、規定時間より少し早い出場・待機、駅社員では閑散時間のホームや駅構内での安全管理と案内機会の創出(ホームでの待機中に柱の影に隠れない、ごみが落ちていれば拾う等)
  • 駅構内だけではなく、周辺地域の地理・行事などの知識(実際に歩いて知識を得る、地域の自治体や学校など各種団体と綿密に連絡を取る)
  • 車内・構内巡回で清掃補助活動(ごみを拾う、ゴミ箱や網棚のチェック等)
  • イレギュラーに対して適切な対応を取る

なぜなら

    • お客さまに見せる仕事だから
    • お客さまとの接点でしかサービスは生まれないから
    • 個別の課題を抱えるお客さまに答えることがサービスだから

そして、なによりも重要なのは

    • お客様と接し、サービスを提供するのが楽しいから

サービスを楽しむ意識・・・仕事を楽しむ意識のようなものが最後に来ると思います。