駅周辺に欲しいもの3

エキナカと周辺地域の連携>
「通過する駅から集う駅へ」というのが、JR東日本の新しい駅コンセプトだ。もちろん全ての駅がそうなるわけではない。乗降客数などによって、どういう駅にするのかというコンセプトをもって変革を進めているようだ。かすかな記憶で申し訳ないが、かつて(1997年頃)、「3355(さんさんごご)計画」(名前がうろ覚え・・資料がみつからない・・・数字の意味を忘れた)のようなものを作り、乗降客数○万人以上の駅に対して開発を行う、というようなことで取り組み始めたように記憶しています(かなりあいまい)。
駅改革の先鞭をつけたのは、恵比寿駅や品川駅、そして上野駅だろう。上野駅は町とは駅の外とは全くそぐわないようなエキナカをつくり、新たな顧客を獲得しようとした。高架下の屋台とハードロックカフェ、自由が丘ガーデンとアメ横とはどう考えてもつながらなかった。これは、周辺商店や自治会との連携を図るのではなく、「駅」を目的地に変えたということであって、もし、駅前に土地を持っていれば、そこに建物を作るのと同じことを駅内で実行したということではないかと思います。駅の上、線路の上(下ではない)を有効活用する施策であると考えるとわかりやすい。
少なくとも、現在行われているJR東日本エキナカ開発は、地域活性化にはほとんど役立たないと私は思います。