エキュート大宮が開業して、二ヶ月余り3

dechidon2005-05-29

かつて、上野駅が改装された際、余りにも駅構内と外の雰囲気が違うことに驚きました。
駅員に「○○(店舗名)は何処ですか」と聞いても、全く知りませんでした。同様に「常磐線は何番線でしたっけ」と当時できたラーメン屋で聞いても全くわかりません。相互の連絡や協働関係は全く築けていなかったと思われます。
エキュートはどうか、試してみました。
北口改札の駅員に「カニチャーハンの店」を聞いたところ、だいたい、正確な答えが返ってきました。「南口から入って右、スープ屋の隣」と。エキュートにあるパン屋の女性に「ルミネに直接つながる出口があったと思うのですが、何処でしたっけ」と聞きました。「ルミネへは、一度、外に出ていただいて・・・」となりました。埼京線ホームに向かうところにあるのですが、さすがにここまでの案内は無理のようです。
ある程度、勉強はしているようですが、喜ばれるレベルには、まだ遠いようです。しかし、上野の時よりも一歩進んでいることは確認できました。帰りにもう一周歩いてみました。混雑の様子は変わりません。しかし、その多くは、「駅を通過する人」であり、そこに「集う人」ではありません。階段を上がって、何気なく店を見て、外に出る人。この人たちを利用者にしていく努力が求められるのでしょう。毎日、来る人だけに、飽きられない努力がたいへん必要です。そうでないと、「立地が良いから、とりあえずうまく行ったように見える」店に見られてしまいます。