エキュート大宮が開業して、二ヶ月余り4

dechidon2005-05-30

細かな工夫があちこちにあるようです。資料では、「女性トイレにはアロマの香り」とあります。実際、駅の男子トイレは、他の駅にはないほどきれいでした(もう一方も聞いた範囲ではきれい)。照明は朝と夜とで変えるそうです。改札内にあるポストは、大宮駅開業120周年を記念して鉄道廃材で作られたものがあります。
これらの工夫がどこまでお客さまに伝わり、リピーター客にしていくことができるかが楽しみです。
サイン類での案内が少ないことにも気が付きました。エキュートは南口改札にあるため、北口の改札方面に上がると、再度ホームを経由しないとたどり着けません。埼京線のホームには、エキュートに関する案内はひとつもありませんでした。「そこを目指す」のではなく、「日常的に利用する人にだけわかれば良い」という姿勢と見ました。顧客層を「大宮駅を利用する人と大宮駅を通過する人」と置いて、その足を一時留め置く、ということでしょう。かなり限定された利用者です。
店舗も「ここにしかないのではないか?」と思う店ばかりです。テナントも一工夫して、違う業態を開発したのでしょう。そこまで負担をかけても儲かるということでしょうか。展開数が多くなることを期待しているはずなので、新しいエキュートにも入ることを希望するはずです。しかし、今後展開予定の品川などとは利用者層がやや変わります。品川は一大乗換駅。新幹線も同じようにあるとはいえ、乗り換えの顧客数は圧倒的に品川が多い。どこまで違うエキュートができるか。