新大阪駅出札比較3

新大阪駅改札

この掲示が出ている背景は、分割民営化の際の協定(JR旅客会社の6社間協定)であろうと思います。そこで、それぞれの地域の切符を売ることにした、ということでしょう。また、JR西日本でしか取り扱っていない企画切符もありますので、その場合にはきちんと行き先別で分けることで、混乱を避けることができます。
新大阪駅の「地面」はJR西日本のものであり、JR東海はその利用に関して制限を受けているようにも思われます。乗り換え改札のすぐ横に乗り換え出札がありますが、JR西日本の窓口が複数並ぶその奥に、看板に隠れるようにJR東海の乗り換え出札があります。ここも観察すると、西日本が込んでいても、東海は看板のためにお客さまには見えず、ガラガラということが少なくありません。看板を置くのは、地面を持っている西日本ですので何をおいても良いのですが、が、お客さまをそれで余計に並ばせているのもJR西日本です。
出札ではありませんが、中央改札には、改札外に白線が引いてあります。ここが西と東海の守備範囲の境目でしょう。
6社間協定がお客さまの利便性に反することがままありますが、その顕著な事例ではないかと思います。