下関駅火災

下関駅が火災で焼失してしまった。
昨年、九州に行った帰りに寄るつもりだったが、時間的に無理があったので、今年は必ず寄ろうと思っていたところだった。三角屋根の駅舎は是非、見ておきたかった。ただでさえ、情緒のある駅舎が少なくなっている近年、下関駅は貴重な鉄道遺産だったはずだ。しかし、なぜ、火災か?
近いところでは、2000年の12月末には、北海道岩見沢駅舎が漏電により火災を起こし、消失したことがある。現在もまだ、完全に立て直していないはずだ。
駅は多くの人が集まるところであり、防火には他にないほど神経を使わなければいけないところだ。法律上は、スプリンクラーなどの設備の設置は義務付けられていなかったという。「法律違反ではない」とのコメントも発せられた。
JR西日本コンプライアンス意識というのは、その程度なのだろうか。あの建物を文化遺産とは考えていなかったのだろうか。遺産を、人の集まるところを守ろうという意識はなかったのだろうか?