JR東海の土地活用 セントラルスクエア

dechidon2006-01-19

静岡市に昨年11月にオープンしたセントラルスクエアを見てきた。
もともとは、JR東海の社宅があったところ。名古屋の社宅跡地も病院と合わせて新しく商業施設に建て替えようとしているようだ。
セントラルスクエアは、ユニーAPITAを核テナントに飲食物販の専門店で構成されている郊外型SC。平日の日中も結構な人がいたので、それなりに成功していると見える。飲食の店では、どこにでもある大手の系列店舗が多い(ふらんす亭讃岐うどんはなまる、スタバ、銀だこ、ラケル等)。小田原ラスカが地元企業を優先的に入れたのとは違う。地元思考はあまり感じられない。
ジェイアール東海不動産が所有しているが、運営ノウハウはおそらく他社から移入していると思われる。これまでの駅ビルを見ても、立地が良いから何とかなっているところは多い。社内に専門的なスタッフがいるとすると、JR東海高島屋などで鍛えられたメンバーを送り込んでいるはずだ。実際、高島屋から、各地の駅ビル会社に異動になるケースは多いように思う。JR東海にとっては、流通系人材のインキュベーターとしての位置づけがJR東海高島屋にはあったのではないだろうか。JR東日本グランデュオ立川を阪急百貨店と合同で作った時もインキュベーターの意味合いがあったのではないかと思う。駅立地と違って、立地だけでは勝負できないものだ。これからの盛衰を観察したい。
ちなみに、案内には、静岡駅徒歩25分と書いてあったが、営業歩きで本当に25分かかった。