井原鉄道から第三セクター活性化を考える1

dechidon2006-02-12

第三セクター井原鉄道に行ってみた。
閑散線区であるがために、第三セクターとして営業している鉄道会社のあり方を考えたくて、見に行った。一日掛けてゆっくり見て回れればよかったのだが、残念ながら3時間程度しか時間はなく、井原鉄道の本社の有る早雲の里荏原駅で途中下車しただけで終わってしまった。
沿線住民の支援機関である「井原鉄道サポーター組織「倶楽部レールウェイ」」を組織したり、水戸岡鋭治がデザインした”夢 やすらぎ”号を走らせたりしていると聞いていた。地域住民に支持されなければ、生き残れないのは、民鉄もバスも一緒だが、特に第三セクターの鉄道会社では、住民や自治体の支持は重要な要素だ。
荏原駅には、駅の外に「待合室」があった。掃除をしていた方に聞くと地元のコミュニティセンターを兼ねているようで、和室もあり、様々な活動に使われているようだ。裏手には駐車場があり、40台ほどが停められる。土曜日だったこともあり、10台ほどが停まっているだけだった。平日でも、半分程度しか埋まっていないと聞いた。利用はなんと、無料。高松琴平電鉄の駅前で3000円/月だったことを考えると、破格の設備といえる。通勤客であれば、おそらく倉敷か岡山、福山に出ることになろう地域だ。パーク&ライドが浸透しないほど、需要がないのか・・・