リニモのその後5

決算によると、17年度で累積赤字は11億円。17年度だけで3億4千万円の赤字。愛知万博があったのに、だ。
営業開始前に8億円の赤字があったことはよしとしても、営業開始後、しかも最大の稼ぎ時があったにもかかわらず、ということになると話は違う。
http://www.linimo.jp/kaisya/kessann/17_kessann_koukoku.pdf
出資者の多くは自治体、社長は愛知県知事。第三セクターの典型のような経営形態だから仕方ないのか。沿線の学校も、リニモ停車駅からさらにバスに乗るところも多い。何ゆえもう少し利便が図れる路線を選ばなかったのだろう。土地開発などを行う民鉄であれば、人の少ないところに線路を引き、沿線を開発することもできるが。
社員を見ていると、年配層が多い。名鉄やJRなどのOB・出向を主体にしているためだろう。これではだめだ。命運を共にする若い社員を採用し、事業を進めないといけない。